介護施設の見学を終え、「ここに入所したい」と決めた後に待っているのが 契約手続き です。契約時には重要な確認事項や提出書類が多く、見落とすと後々トラブルの原因になることもあります。ここでは、契約時に必ず押さえておきたいポイントをまとめます。
契約時に確認すべき注意点
項目 | 内容 |
---|---|
契約内容の確認 | 入所契約書・重要事項説明書に目を通し、サービス内容・費用・解約条件を必ず確認する |
費用負担の範囲 | 介護保険でカバーされる部分と自己負担となる部分(水道光熱費・食費・おむつ代等)を明確にしておく |
解約・退所条件 | 途中解約や入院時の取り扱い(費用発生有無、ベッド保持料の有無)を事前に確認 |
事故時の対応 | 転倒や急変時の医療連携体制、緊急時の連絡手順を確認 |
面会・外出ルール | 面会時間や外出制限など、施設ごとの運用ルールを把握 |
持ち込み品の制限 | 電化製品や家具など、持ち込み可能な範囲を確認 |
家族の役割 | 緊急時の連絡先、保証人や身元引受人の責任範囲を理解 |
契約時に必要な書類一覧
書類 | 用途 |
---|---|
入所契約書 | サービス利用契約の基本文書 |
重要事項説明書 | 施設の運営方針・サービス内容・費用などの説明書 |
健康診断書 | 医師による診断結果(感染症・持病・服薬情報) |
介護保険証 | 要介護度や認定内容の確認 |
印鑑(契約者・保証人) | 契約書類への押印用 |
保証人の同意書 | 契約者に代わる費用支払い・責任範囲の確認 |
預金口座振替依頼書 | 利用料の口座引き落とし手続き |
本人確認書類 | マイナンバーカード・保険証・運転免許証など |
トラブル防止のためのアドバイス
- 契約前に「説明を受けた内容は書面で残す」ことを徹底する
- 疑問点はその場で質問し、納得してから署名・押印する
- 家族や第三者(ケアマネジャーなど)と一緒に確認すると安心
- 契約後も「控え」を必ず保管しておく
まとめ
施設見学で好印象でも、契約時にしっかり内容を確認しておかないと後悔につながります。
契約書・必要書類の準備を整え、安心して新しい生活をスタートできるようにしましょう。
コメント