「一度やめた介護保険サービスを、また使いたい」と思ったとき、どうすればよいのでしょうか?
実は介護保険サービスは、状況に応じていつでも再開することができます。ここでは、再開の流れや注意点をわかりやすく解説します。
1. 介護保険サービスを再開できるケース
- 体調が悪化し、再び支援が必要になった
- 介護していた家族が仕事や体調の都合でサポートできなくなった
- 一時的にやめていたが、生活の中で不便を感じるようになった
👉 介護保険サービスは「やめたら終わり」ではなく、必要に応じて再開できる仕組みになっています。
2. 再開の基本的な流れ
(1)ケアマネジャーに相談
過去に担当していたケアマネジャーがいれば、まずはその人に連絡しましょう。
すでに契約が終了している場合は、地域包括支援センターや市町村の介護保険課に相談します。
(2)要介護認定の有効確認
- 要介護認定が有効期間内 → すぐに再開可能です。
- 要介護認定が切れている → 改めて要介護認定の申請を行います。
(3)ケアプラン作成
再開にあたり、改めてケアプランを作成します。
以前と同じサービスを再開することもできますし、状況に応じて内容を見直すことも可能です。
(4)サービス利用開始
契約や調整が済めば、介護保険サービスを再び利用できます。
3. 再開にかかる費用
ケアマネジャーに依頼する費用はこれまでと同じく**全額介護保険負担(自己負担ゼロ)**です。
利用するサービスに応じて、1割〜3割の自己負担が発生します。
4. 再開時の注意点
- 早めの申請が安心 要介護認定の有効期限が切れていると、新しい認定結果が出るまで1か月ほどかかることがあります。
- 以前と同じ事業所が空いているとは限らない 特にデイサービスやショートステイは予約状況によって利用できない場合もあります。早めの確認が必要です。
- サービス内容を見直すチャンス 体調や生活環境が変わっている場合が多いため、前回と同じ内容にこだわらず、必要に応じて新しいサービスを取り入れましょう。
5. まとめ
介護保険サービスは、やめた後でも必要になれば再開できます。
- 要介護認定が有効ならすぐに再開
- 期限切れなら再申請が必要
- サービスの空き状況を確認する
- 再開を機にケアプランの見直しも検討する
👉 再開したいときは、まず ケアマネジャーや地域包括支援センターに相談することから始めましょう。
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